敷金・礼金とはなんでしょう？

部屋探しを始めようとして、いきなり出てくる『敷金』『礼金』の文字。なにこれ？って言うのが正直な感想だと思います。

敷金に関しては、不当な高額請求が話題になって、テレビでも盛んにトラブルを報道していたので、知っている方も多いと思います。

これに対して、礼金はあまり取り上げられていないので、何の事かさっぱり分からない方も多いと思います。

分からないまま部屋探しをするよりも、理解してから行動をした方が、納得して借りられると思いますので説明します。

敷金とはなんでしょう

敷金とは、法律上
『借り手の債務（家賃の支払い等）を担保するために、貸し手（大家さ
　ん）に渡すもので、賃貸契約終了時に、借り手に債務不履行がなけ
　れば返金するもの』です。

あんまり細かく書くと分かりづらくなるので、敷金は大家さんに預けておくもので、家賃の未払いや退去時の修繕・清掃費が発生した際にその額を差し引かれて、残りが返金されるものと思っていてください。

『大家さん、部屋を貸してくれてありがとう』という、東京を中心とした戦後の慣習の名残です。意味分かりませんよね？

なんでそんな意味のないものが残ってるの？
本当にそう思います。今後はなくなる、不動産業界の悪しき伝統です。

そんなもの払いたくない！っていう人達が増えてきて、さらに部屋の数が多くなりすぎた為に、今では礼金０の物件も少しずつ増えてきています。礼金０の部屋探しはお得です。これは後ほどこってりと、、

敷金・礼金０で部屋探しの広告には気をつけよう

敷金・礼金はどんなものか、イメージ出来ました？

説明を読んで『どっちも払いたくない！』って思いませんでしたか？ほとんどの方が、払いたくないって思ったはずです。

そこで『敷金・礼金０で部屋探し』こんな広告を目にしたら、飛びつきますよね？格安で引越し出来てお得だ！と思うはずです。

ちょーーーっと、待ったー！！！！

本当に、敷金・礼金０で借りられますか？

「なに言ってんの？ちゃんと書いてあるじゃん」こんな声が聞こえてきそうです。ちょっと待って下さい。

敷金・礼金０だけど『別途○○○がかかります』なんて書いてありませんか？保証金なんて書いてありませんか？保証金もしくは、よく分からないシステムの名前が書いてありません？

関西地方では、敷金という名前のものはなくて、保証金・敷引きというものが存在します。簡単に言えば、退去の際に○％引かれて、残りの額が返金されるものです。

『敷金』という名前ではなく、○○○という別の名前を使えば、『敷金０』の一丁上がりです。ここを見ないで、借りる段階になって「両方０って言ってたじゃん」と言っても、どうにもなりません。

このような広告には、十分に気をつけて見てください。一人暮しの部屋探しテクニックを読んだからには、大丈夫ですよね？